第4回~明け方のローマは感動的

目が覚めたのは丁度ローマ上空に着いた頃。バンコクからローマまでは11時間のフライトだった。

明け方の上空はとても美しい。雲海とはよくいったもので、飛行機から見える朝のローマは感動的。ああ、ついにヨーロッパについたんだな。と感じる。

フィウミチーノ空港に到着。

いよいよ入国審査だ。ここではユーロとそうでないのとで列が分かれる….ハズなのだが、日本のパスポートを見せたらユーロと一緒に並ばせてもらった。

入国審査はガタイの良いオッチャン。僕のパスポートをじっくり見て、二カッと笑って

 

「hmm .nakagawa ….yuu? you?」

 

外人とこのくだりのやりとり、何回やればいいんだ(笑

無事に入国が終わり、次は手荷物の受け取りへ。これが心配のタネ。ベルトコンベアで運ばれてくる荷物をじーっと眺めていると、案の定ギターが運ばれてこない。

 

「i m missing my baggage,guitar」

と係のオッチャンに訪ねても

「wait here」

と返ってる。

 

しばらく途方に暮れていると、

「おい、君のギターあそこじゃないか?」

と言われる。

なんとベルトコンベアから離れたロビーのベンチに上にポツンと置かれていました。お礼を言って、離れる際オッチャンが一言

「君はギターを弾く為にイタリアへ来たのか…」

 

国際線から国内線に乗り継ぐ為に、ターミナルを移動。アリタリア航空へチェックイン。ここでもやはりギターの審査が引っかかる。受付の女性が早口の英語で何か言ってるが聞き取れず。僕が困った顔をしてると

 

「OK!一緒にきて!」

 

と言い、専用のベルトコンベアに案内してくれた。超過サイズの荷物はここで受付をすませるのだ。exceed charge(超過料金)は無かったのでラッキー!(注・これがシチリアを出発するときにひと悶着ありました)

 

アリタリア航空に搭乗。やはり日本人は…というよりアジア人は僕一人だった。タイ航空に比べると小さいサイズの飛行機。

離陸後しばらくすると。機内が揺れ始めて

「Ora il volo è nell’aria di turbolenza(只今当機は気流の激しい中をフライト中です)」

というアナウンスが流れてきた。

 

「ああ~、まあどうせ乱気流やろうな~」と思っていたけど、予想以上に揺れがキツク。後ろにいた子どもが。

 

「hoooooooo!!」

 

と叫んだり、隣に座っていた女性が十字架をきったりするのを見て。おいおい、ひょっとしてヤバイやつなんじゃ?と一瞬感じる。イタリア語が分からないからなおさら。

 

そんなこんなで無事にシチリアに到着。

 

フォンタナロッサ空港に到着すると、構内の看板は全てイタリア語。マズイ。何を書いてるのかさっぱり分からへん。

 

手荷物受取所でギターを待っていると、案の定(2回目)運ばれてこない!クオー

ウロウロ歩いていると、別の列にあるベルトコンベア。つまり、本来違う便から運ばれてくるはずのレーンに僕のギターがクルクル回っているではないか!

ダッシュでギターを受け取り、スグにケースをガバッと開けて安否確認。すると、物珍しそうに近くにいた子どもが集まってきた。。

 

ちょっと恥ずかしかった。でもやっとシチリアに着いたんだ。と思う。

 

・第五回~シチリアのドライブはスリリング